私たちについて

目的

私たちは、子どもたちの発達を支えるデータ活用技術「Well-Being Base(WeBB)」の開発に取り組む、大学・公益社団法人・民間企業が一体となった研究チームです。

Well-Being Base(WeBB)とは

今、日本の子供たちが抱える精神的なウェルビーイングの課題は、国際的に見て危険な水準にあります。

日本の子供たちは、身体的な健康がOECD諸国の中でもトップクラスである一方で、精神的な健康、心の健康は極めて低く、ワーストに近い状態です。この現状を変えることは、社会全体の喫緊の課題だといえるでしょう。

現在の日本は、家庭や地域、学校での発育や教育目標が画一的であり、子どもの多様な個性を支える仕組みが存在しません。現在の制度はどうしても、ある意味「正しい発達」や「あるべき発達」といった枠組みに捉われがちで、そこから外れた子供たちが自尊心をなくしてしまうのです。

そうした課題を解決し、子どもたち個々人の幸福感、自己肯定感を育むためには、教育や支援の現場において多様な子どもたちの日常を可視化し、そのデータを時系列に連携させ活用する科学的基盤が必要となります。

そこで私たちが開発に取り組んでいるのが、データ駆動型の個別支援を実現するための技術「Well-Being Base(WeBB)」です。

これまで私たちは、学齢期の子どもたちを対象とし、学校での日々の健康観察をアプリ化することで、ウェルビーイングを予測して教職員にリアルタイムで共有し、個別支援につなげるシステムを構築してきました。

また、子ども本人とその支援者を対象としたウェルビーイング向上のための研修プログラム開発や、乳幼児を対象とした、日常場面における動画・音声データから発達指標を予測し、支援者と共有する技術なども手掛けています。

これからは自治体や教育現場と連携しながら、これらの技術を統合し、数千人規模で計測したデータの連携(見守りDB)、計測データから子ども一人ひとりの個性やウェルビーイングを推定するためのアルゴリズム開発(個性DB)、子ども一人ひとりに対するデータに基づいた支援やサービスの開発と効果検証(支援DB)などに取り組んでいきます。

産官学の連携や国際標準化への貢献を通してデータ活用技術を社会へ展開し、子どもたちの発達段階に応じたシームレスなデータ活用や支援へ。多様な子どもたちが高いウェルビーイングで個性を発揮し、未来の主人公として活躍する社会の創出に貢献することが私たちの目的です。

チーム構成

私たちは科学的な知見を持つ研究者と、自治体をはじめとした社会への実装やサービス提供等に強みを持つ民間企業、公益社団法人が一体となったチームです。それぞれについては下記サイトをご確認ください。

国立大学法人 浜松医科大学

浜松医科大学は、1974年に静岡県内唯一の国立医科大学として開学し、卒業生は高い専門性を有する医師・看護師等として、国内外の医療現場や教育・研究機関、行政機関などで幅広く活躍しています。教育では、豊かな人間性と高い倫理観の涵養を重視しつつ、プロフェッショナリズムやチーム医療の理解を深めるカリキュラム改革を推進し、他職種と連携しながら患者の意思を尊重した最善の医療を提供できる人材の育成を目指しています。研究では、光医学の卓越性を発展させるために設置した光医学総合研究所を中心に、アンメットメディカルニーズに応える病態解明や新たな診断・治療法の創出に向けた研究を推進しています。病院では、医療安全を文化として定着させ、地域医療の中核的役割を担い、建学の理念の患者第一の医療を実践するとともに、最新のロボット支援下手術システムやハイブリッド手術室など高度で安全な最新医療を提供し、医療のDXを推進しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

ホームページ:https://www.hama-med.ac.jp/

国立大学法人 大阪大学

大阪大学は、懐徳堂・適塾以来の市民精神を受け継ぎ、「地域に生き世界に伸びる、Live Locally,Grow Globally」をモットーに掲げ、地域社会に常に寄り添いながら時代の課題や要請に応え続けてきました。知・人材・資金の好循環を基盤とした、社会の様々なステークホルダーとの共創を通して、「生きがいを育む社会」の創造を目指しています。

ホームページ:https://www.osaka-u.ac.jp/

公益社団法人 子どもの発達科学研究所

子どもの発達科学研究所は、元々は大阪大学、金沢大学、浜松医科大学、千葉大学、福井大学の5大学からなる「子どものこころの発達研究センター」連携のもと、研究を社会へ繋げるための研究所として2010年1月に設立されました。2013年9月に、一般社団法人から公益社団法人に移行。現在は、研究所自ら「発達」に関する幅広い研究と、科学的根拠に基づいたプログラムの提供を行っています。

ホームページ:https://kohatsu.org/

エフバイタル株式会社

私たちは、データの力で個性の多様な軸を洗い出し、誰もがマイノリティーの社会、”違うこと”が当たり前の社会を目指します。そのためにまず、個性の萌芽たる子どもたちにフォーカスを当て、個性を可視化し、本人及びその周囲が個性を理解し、生かしていくためのサービス開発に取り組みます。多分野の専門家が集まり、実社会をフィールドに個性を研究する、そして研究成果をサービスとして社会に実装していく、この新たな取り組みを私たちは”個性の社会実装”と呼んでいます。

ホームページ:https://fvital.tech/

リサーチトランスファー株式会社

私たちRTの事業テーマは、社会の課題解消。現在は、教育の課題や、その周辺の課題を中心にプロダクトやプログラムの開発に取り組んでいます。
RTが開発するプロダクトやプログラムの基本コンセプトは、EBP=Evidence-Based Product & Program(科学的根拠のある製品)です。EBPを基本とすることで、製品がもたらす効果や成果の再現性は高くなり、優れて効率の良い状況を生みだしています。
こうした製品開発におけるRTの強みは、発達及び教育の専門家(博士)× 他企業・他者というアライアンスです。科学的な専門性とAIやICT技術の連携が、画期的な新規事業や新規製品を生み出す力となっています。

ホームページ:https://www.researchtransfer.co.jp/

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